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お客様からの「お問合せ」の中で、レンズに関する質問が一番多くございました。
そこで通常の「メガネQ&A」から、この部分のみをより詳しくご案内する為に、別途コーナーを設けました。
是非、ご参照下さいませ。またご不明点は、ご遠慮なく「お問合せ」を下さいませ。

レンズ目次

  1. 眼鏡レンズの予備知識
  2. メーカーによる違いは?
  3. レンズ種類とは?
  4. レンズ設計とは?
  5. 屈折率とは?(標準性能①)
  6. 比重とは?(標準性能②)
  7. アッベ数とは?(標準性能③)
  8. 紫外線カットとは?(標準性能④)
  9. レンズコートとは?(標準性能+オプション)

眼鏡レンズの予備知識

レンズには「ガラス素材」と「プラスチック素材」の2種類が有りますが、今はプラスチックが主流を占めています。

プラスチックは素材上、軽くて割れにくい基本要素が有りますが、やはり、キズが付きやすく、熱に弱い短所も有ります。
しかし昨今では、付加価値としてキズ強化コート(オプション)も有ります。また一部ですが、熱に強いプラスチックレンズも開発されています。

またガラスは素材上、キズが付きにくく、熱にも強く、特に見え方に関する透明感の良さでの長所が有り、重たくて、割れやすい短所が有っても、根強い人気は有ります。

但し、プラスチックでは、1.80以上の超薄型レンズが無い為に、度数の強い方には今でもガラスレンズの人気度は非常に高いです。

そしてレンズ価格の決め手が「素材要素」と「設計」と「コーティング(表面処理)」の3つの組合せで価格が決まります。

素材要素としては、①屈折率(薄さ)・②比重(軽さ)・③アッベ数(画質)の3種類です。
但し、一般の方は②と③を余り気にしなくても大丈夫です。(^_^;)

またプラスチックでのコーティング(表面処理)は、大半が付加価値としてのオプションですので、基本性能には、直接の関係は有りません。
一般の反射防止コート(ガラスとプラスチック)やキズ処理(プラスチックのみ)は、元々標準装備ですので、心配は有りません。

またメーカー毎に商品名が異なる為に、一般の方は混乱する要因ですが・・・
必ずメーカー毎に屈折率の数字が有りますので、それで判断すると簡単です。
実は、ガラスも含めても「基本は9種類」しか有りません。
それに設計(球面・非球面・両面非球面)が加わるから、見かけ上は単純に2~3倍増えるだけです。

つまり、屈折率の数字が1.50⇒1.74と、高くなると単純に価格が上がると思えば、ほぼ間違いが有りませんよ。

ですから、最終的には。屈折率と設計とコート(プラスチックのみ)での価格の組合せ違いです。決して見え方での「質の違い」では有りませんから、心配は有りません。
あくまでも見え方に関する大きな原因は、度数の違いですから・・・

但し、レンズ設計が球面→非球面→両面非球面と良くなると感覚上は、確かに見え方の向上にも繋がります。(※個人差は有りますよ。) 

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メーカーによる違いは?

ハッキリ言いますと、パソコンと同じく、基本性能に限って、特に国内メーカーによる質の違い等の差はございません。

パソコン同様に、レンズ素材等の供給元は同じだからです。(※一部ホヤは独自供給)パソコンなら、ハード部分のCPUはインテルとか、ソフト部分ならウィンドーズ等との意味と共通しています。

後はメーカーそれぞれの知名度と特長の違いです。

知名度なら一般の方もご存知の下記3社が有ります。
「ホヤ(小売店直販)」
「ニコン(仏エシロール社がニコンレンズ部門を吸収合併)」
「セイコー(ペンタックスを吸収合併)」
またこの3社はフレームも製作している眼鏡総合メーカーでも有ります。

また眼鏡業界では有名でも、一般の方には余り聞かれない国内専業レンズメーカーとして「東海光学」「アサヒオプティカル(独ツァイス社提携)」「日本レンズ」「昭和光学」「イトーレンズ」などがございます。

特長の違いとしては下記3点です。

  1. レンズ種類の取り扱い範囲(例:セイコーならプラスチック専門とか)
  2. 非球面や両面非球面などのレンズ設計部分です。(※基本部分は同じです。)但し、遠近両用に限っては、メーカーによる設計の違いは大きな特徴としてハッキリしています。
  3. レンズコーティング処理(※やはり基本部分は同じです。)

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レンズ種類とは?

単焦点レンズ

一般的な補正用眼鏡レンズとして、近視、遠視、乱視や手もと専用老眼鏡に幅広く使われます。つまり、1枚のレンズにひとつの度数(焦点)があるので単焦点と言います。
また単焦点レンズには、球面、非球面、両面非球面などの設計があります。

通常の単焦点レンズだけでは、疲れやすい方に、下記の多焦点設計を応用した、今は若い世代でも掛けれる。デスクワーク用メガネレンズも別途、開発されています。


多焦点レンズ(一般名:遠近両用)

老視の人が手元専用の老眼鏡を使っていると、遠くを見るときと近くを見るときで、メガネをかけはずししなくてはなりません。こういったわずらわしさを解消するため、ひとつのレンズの中に、遠くを見るための部分と近くを見るための部分が設けられたレンズを、正しくは「多焦点レンズ」といいます。

その中で、昔から有るのが、お年寄りが掛けているレンズに、切り込みの境目が有るタイプを二重焦点とも言います。(下記例)

また見た目で境目が無く、遠くから近くまでを、連続的になめらかに変化させたのが正式名で累進多焦点(下記例)とも言って、今では主流となっています。

なお、累進多焦点レンズには目的や用途に応じて選択できるように色々なタイプのレンズがございます。

  1. 上記の遠・中・近の全体が均等に見えるバランスタイプ
  2. 中・近の視野だけを広くした中近タイプ(別名:室内用遠近)
  3. 近用部の視野の広さに特化した近々タイプ(別名:パソコン用)

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レンズ設計とは?

それぞれのレンズ屈折率に、下記の3種類の設計が付加されます。「球面」「非球面」「両面非球面(※プラスチックのみ)」です。
今では、非球面設計のレンズが大半を占めています。

また標準性能に付加されるオプションとして、同じ屈折率(例:1.60)「球面」→「非球面」→「両面非球面」での設計が上がると価格が比例して上がります。

但し、非球面は、レンズ自体がフラットカーブになるために、ファッション的なカーブの強いフレームは球面設計を使用します。
また当方だけではなく、廉価版として、一般的なセットレンズには、球面設計も数多く使用されています。

そしてこの設計部分はメーカーにより若干の特長が有ります。特に、 非球面レンズや両面非球面設計の先駆者であるセイコーは他社より、一歩秀ででいますね。

 

球面設計レンズ
非球面設計レンズ
両面非球面設計レンズ
ベースカーブと呼ばれるレンズ外面側のカーブを所定の値で製作することにより、非点収差の少ないレンズにはなりますが、周辺部を見たときの度数ズレにより鮮明に見える範囲は限られてしまいます。また、レンズが厚く重くなるなど不利な点があります。 非球面設計はレンズの外面側に回転軸対称な非球面を形成することにより、レンズの薄型化・軽量化を図り、かつ非点収差の低減と度数ズレの補正をバランスよく制御しています。従って球面設計のレンズより鮮明に見える範囲が広がります。 両面非球面設計は、レンズの外面側と内面側のそれぞれを独立した非球面で設計しているため、非球面設計よりもさらに薄く軽いレンズが可能となりました。また、乱視処方に対しては、S度数、C度数それぞれに最適な非球面量を制御できるため、鮮明に見える範囲はグッと広がります。

S度数方向、C度数方向ともに、歪曲収差が発生します。またレンズの周辺部はS度数、C度数ともズレが大きく、像の鮮明に見える範囲は限られてしまいます。

S度数方向の歪曲収差は改善されますが、C方向は歪曲収差が残ります。またレンズ周辺部では、S度数方向は鮮明に見える範囲が広がりますが、C度数方向は完全には改善されません。 S度数方向、C度数方向とも歪曲収差が改善され、像のゆがみが少なくなります。またレンズ周辺部では、S度数、C度数ともそれぞれに最適な非球面が施されるため、鮮明に見える範囲が広がります。

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屈折率とは?(標準性能①)

下記の図は見本度数を参考にした実寸に近いイメージです。

簡単に言えば、同じ度数でも屈折率の数字が上がるとレンズが薄くなります。
つまり、薄さの基準ですから、この数字が上がると価格も比例して高くなります。
但し、質の差では有りませんので、誤解をしないで下さい。

またどんな度数でも屈折率の数字が強くなれば、良い訳ではございません。逆に弱い度数で、マイナスなら「-3.00」以下は1.67以上のレンズを選んでも厚みは変わりませんから、ご注意下さい。

マイナスなら下記の例(-6.00)を基準にして、これより弱い度数の方は、「1.67」までの屈折率でも十分です。
逆に(-6.00)以上なら、1.67以上をご選択した方が無難です。

下記のレンズを見ていただくと特にマイナスレンズは端が厚いので、フレームのレンズ玉型が小さくなれば、同じ度数でもレンズカット位置が中心に近くなるのでレンズが薄くなりますよ。

フレームと組み合わせて「どれくらいの厚みになるの?」を知りたい方は、「問い合わせ」を頂ければ、厚みの計算数値をお知らせを致します。
※問合せの際は「度数とPD」は必須記入です。

屈折率
度数例:S -6.00
度数例:S +4.00
1.90
(ガラスのみ)
プラス度数は製作ナシ
1.80
(ガラスのみ)
プラス度数は製作ナシ
1.74
(プラスチックのみ)
 
※1.70
(プラスチック・ガラス)
1.67
(プラスチックのみ)
1.60
(プラスチック・ガラス)
1.56
(プラスチックのみ)
1.50
(プラスチック・ガラス)

※1.70は1.67とほぼ同じ厚さの為に、あえて当店では取り扱っていません。

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比重とは?(標準性能②)

右記が計算式ですが、比重とは、「物質の質量 」と「その物質と同体積の標準物質の質量」との比をいいます。

簡単に言うと軽さの基準の事です

プラスチックの場合は数値が「1.30」前後です。
ガラスの数値は「2.70」前後です。

つまり、上記の数値比較すると、ガラスはプラスチックに比べて、約2倍重たくなる事が分かりますよね。

ですから同じ、プラスチックやガラス同士でも上記の数字を基準に、数値が低くなると軽くなる訳です。

但し、同じガラスやプラスチック同士なら、極端に重さの感覚は変わりません。

もちろん。数字的に1.0以上有ると実感(体感)として重さの違いが感じますので、この場合はプラスチックからガラス(又は逆)に替えた場合のみです。
 

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アッベ数とは?(標準性能③)

図-2の様に、光がレンズ内の場所を通過すると、光がスペクトル(波長順に赤から青まで)に分かれます。これを光の分散といい、「色収差」と言います。

図-3のように注視物に色がついてにじんで見えます。にじみ(画質)いう問題を引き起こします。アッベ数とは、この光の分散の程度を示す値であり、アッベ数が小さいほど色収差が大きく、アッベ数が大きいほど色収差は低減されます。

簡単に言えば、テレビと同じで、画質の鮮明度だと思えば結構です。

基準の数値は「40」を境に40以上は、にじみ(画質)の安定度が増します。また眼鏡レンズの最低基準は「32」までで、それ以下は有りません。

しかし、あくまで素材メーカーの製作側は、人間が感じる以内に数値を収めていますので、実際には大きく感じません。

但し、同じアッベ数値でもガラス素材は感覚上、画質での透明感は有ります。これが、ガラスレンズでの最大の長所ですね。

図-2
図-3

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紫外線カットとは?(標準性能④)

太陽光の下では、肌を黒くし、シミやタルミを作るといわれる UV-A波や、シミ・ソバカスを作り肌を老化させるといわれるUV-B波などの 紫外線があります。これら有害な 紫外線をカットする機能を備えたレンズを「UVカットレンズ」といいます。

実は、眼鏡レンズ素材は、元々紫外線カットの要素を含んでいます。ですから無色レンズでもカットをします。

一般の皆さんが誤解をされるのは、カラーレンズが紫外線カットをするだろうと思っていることです。
カラーは、あくまで下記の図にある「可視光線」のまぶしさ部分をカットするだけです。(ファッションの意味もある)
ですから、カラーは紫外線カットとは何の関係も有りません。

また素材の関係でカット率が異なります。これは各レンズメーカー共通ですので、下記の表示が使用されます。

「UV400」は、高紫外線カットとして、有害のUV-A・B波の全てをほぼ100%カットします。

「UVケア」は、有害のUV-A・B波の70~80%までをカットします。

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レンズコートとは?(標準性能+オプション)

レンズコート無料仕様
現在では、レンズコートの標準仕様として、右記の反射防止コートは、基本仕様として最初から付加されています。

一般は反射防止98%です。

また高価格のレンズは99%も有ります。セイコーは全品99%です。

 

レンズコートオプション

汚れ防止コートセイコー名:楽ケアコート)は、レンズ表面の撥水(はっすい)・撥油性能を向上させた新ハイクオリティコーティングです。

この画期的なコーティングは、レンズ表面と付着物との接触角度を飛躍的に高め、水や油などの汚れをサッとはじく効果があります。

また、レンズ表面の摩擦係数は従来品と比べ約60%も小さくなっており、レンズのくもりの原因である皮脂や指紋そして家事などによる油膜、化粧品等の汚れをよりスムーズに拭き取ることができるようになります。汚れ防止コートを付加することでメガネのケアが格段に楽になり、快適なメガネライフをお過ごしいただけるようになります。

当店では、遠近など一部のセイコーレンズを除き、大半は汚れ防止コートを標準装備として無料でご提供致しています。


 
キズ強化コート

上記以外の「汚れ防止」を更に強化して、キズも防ぐようにしたのが
左記のキズ強化防止コートです。(セイコー名:ハイパーアメニティコート

オプションとして別料金です。(一般価格 2枚1組4,000円増)

※「ハイパーアメニティコート」「フォグレスコート」「楽ケアコート」との組合せ加工はできません。

※下記はセイコーメーカーだけのオプションです。

くもり防止コートは、温度差のある場所へ移動することで生じるレンズの曇りを防ぐ新コーティングです。 高い親水性を持つコート膜上に、さらに極めて親水性の高いメンテナンスクリーナーを塗布するという 簡単なメンテナンスを定期的に行うことで、強力な防曇効果と高い持続性を実現しています。



※「フォグレスコート」「ハイパーアメニティコート」「楽ケアコート」との組合せ加工はできません。

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